動物園よもやま話/2000.1124

南園飼育係の生駒正和さん

10月14日、マレーバク舎に新しい仲聞か到着しました。
マレーバクのメスでマレーシアのタイピン動物園から来園しました。

名前を”リザ"といい、まだ2歳の若いメスです。
リザという名前はタイピン動物園でつけられたものです。

飛行機で輸送されて来たのですが、到着の都合上、動物園に着いたのは夜中の2時でした。
動物園のトラックに載せ替えバク舎に収容したのは2時半すきでしたが、
リザは長旅の疲れも見えず、すぐにリンゴやさつま芋などを食べ、落ち着いていたため係員一同ほっとしました。

多摩動物公園のバクと比べるとリザはひと回り小さく、鼻も細く、少し幼い顔をしています。
タイピン動物園にバクの餌を尋ねたところ、ドリアンの葉が好物だそうです。
当園では、牧乾草、牧草、樫の葉、果物などを与えていますが、牧乾草だけ食べないため、担当者を悩ませています。
新鮮な草木が豊富な南国で育ったため、乾燥させた草はおいしくないのでしょうか?

約2週間の検疫が終了し、10月30日こ初めて放飼場に出しました。
検疫中は舎内で活発に行動する姿は見られなかったため、放飼しても初めは怖がり歩き回ったりしないだろうと予想していました。

しかし、放飼してみるとすぐに川を渡り放飼場を走り回り、しまいには樹木保護棚を乗り越えるといった、おてんば娘ぶりを発揮しました。

リザに影響されて、隣りのコロも興奮してしまい、同じように樹木保護柵を乗り越えてしまったため、仕方なく樹木保護柵を撤去しました。
放飼場の緑が減ってしまうのではと心配ですが、しかし、そのおかげで放飼場が広くなりパク達の行動範囲が広がりました。

その後も放飼場を活発に歩き回る姿が見られますが、
南国生まれで日本の冬に慣れていないため悪天候の日など、ご覧になれない日もありますのでご了承ください。