動物園よもやま話/2001.10.07

飼育課長の石田おさむさん

「オオカミが来るぞ!」といって6ヶ月、
はるばるモスクワから2頭のオオカミがやってきました。
狼中年にならなくてよかった。

ロボとモロという立派な名前までつけていただいて、わがオオカミ君たちは幸せです。
でもまだあまり動物舎になれていなくて、
メスのモロは、外の運動場にいったん出ると、快適なのかずっとそのまま夜になっても寝室にはいりません。餌で誘ってもなかなか。

少し寝部屋になれてもらうことにしているので、運動場に出ているのは、1才半の才ス、ロボ君です。

実は私、かなりのオオカミファンです。
課長という立場上、あまり大きな声では言えないのですが、
アメリカにオオカミを見に言ったりなんかして、買ってきたグッズもオオカミだらけ。

というわけで、目下私の最大の関心は、オオカミの遠吠えを聞くこと。
すぐ下にいるカモシカがそれを聞いて隠れるとか、そんな姿を見ることができれば最高です。
考えただけでも背筋がゾクゾクしてきます。

昔のヨーロッパではオオカミのイメージは最悪。
それは、ヨーロッパ杜会が東へ東へ開拓を進めてきたからです。
森を切り開けば、そこにすむ才オカミが怒るのは当然。
怒ったオオカミが…・・・そうして人間様に嫌われてしまいました。

「赤ずきんちゃん」「3匹の子ブタ」などでは馬鹿な悪者を演じていますが、こうした理由からでしょう。

でも最近では手のひらを返したような大事な取り扱い。
オオカミと人間の共存が、真剣に考えられるようになってきています。